ハイキュー!! を使って記録用紙の書き方を学ぼう② ~第1セット~
記録用紙の書き方に関するほかの記事へのリンク
この記事は前回の続きです。
参考にした試合
烏野VS青葉城西
|
試合開始
烏野11番(月島)サーブ
サーブを打ったら数字にチェックを付ける。試合が進むと誰のサーブ順なのか分からなくなることがあります。チェックを付けた数字付近を指で押さえておくと間違いが減ります。
また、今回は記入していませんが、「開始」の欄には最初のサーバーの手がボールに当たった時間を書きます。
及川のツーアタックにより、青葉城西に得点が入りにサーブ権が動きます。烏野には点数が入らなかったため0を記入、一方で青葉城西は1点を得たので得点欄の1にチェックを付ける。
青葉城西2番(松川)サーブ
青葉城西が1つローテーションをして2番(松川)のサーブになります。この際、リベロ渡が前衛に来るため金田一と交代します。2番がサーブを打ったらチェックを入れます。
リベロについては別記事にまとめています。
岩泉のスパイクにより青葉城西に得点が入ります。得点欄の2にチェックを入れます。
2番のサーブが継続しますが、ここでは何も記入する必要はありません。
烏野9番(影山)のツーアタックにより、烏野に得点が入りにサーブ権が動きます。青葉城西の2番の欄にそこまでに獲得した得点2を記入、一方で烏野は1点を得たので得点欄の1にチェックを付ける。
烏野9番(影山)サーブ
50話の最初のページに得点板が描かれています。記録用紙の得点欄を見ると「烏野:1-2:青葉城西」であり、得点版の表示と一致していることがわかります。実際の試合で審判をしていると、めくり忘れ等により得点板と記録用紙の記入がずれることがあります。その際は、副審にゲームを止めてもらい得点板の表示を訂正してください。記録用紙のミスは試合の流れを変えてしまう場合があります。細心の注意を払って記録をするようにしてください。
本題に戻ります。
9番(影山)はサーブミスのため相手にサーブ権が移ります。
青葉城西1番(及川)サーブ
烏野10番(日向)の変人速攻によりサーブ権は烏野へ。
烏野5番(田中)サーブ
青葉城西12番(金田一)のスパイクによりサーブ権は青葉城西へ。
青葉城西4番(岩泉)サーブ
烏野3番(東峰)のスパイクによりサーブ権は烏野へ。変人速攻のカラクリが分かった及川はタイムアウトを要求します。タイムアウトは1回あたり30秒、1セットに2回要求することが出来ます。一般的には流れを変えるために取ることが多いです。タイムアウト欄の : の左には自チームの得点、右には相手チームの得点を記入します。
烏野10番(日向)サーブ
タイムアウト開けはサーブ順のミスが発生しやすいです。必ずサーバーが誰か、得点は合っているかを確認してください。もし間違っている場合は速やかに副審に伝えてください。
青葉城西12番(金田一)サーブ
2本のサービスエース後、烏野1番(澤村)のスパイクによりサーブ権は烏野へ。
烏野1番(澤村)~烏野9番(影山)まで
記録用紙の大まかな流れが分かったかと思いますので、記録用紙上大きな変化があるまで画像のみを添付し少し割愛します。
烏野1番(澤村)サーブ
青葉城西13番(国見)サーブ
烏野3番(東峰)サーブ
青葉城西3番(花巻)サーブ
烏野11番(月島)サーブ
青葉城西2番(松川)サーブ
烏野9番(影山)サーブ
青葉城西1番(及川)サーブ
及川にサービスエースを取られ、早々にタイムアウトを要求する。タイムアウト後も流れを変えられず、2回目のタイムアウトを要求する。田中が立ち直り、何とかサーブ権を得る。
烏野5番(田中)~烏野1番(澤村)まで
烏野5番(田中)サーブ
青葉城西4番(岩泉)サーブ
烏野10番(日向)サーブ
青葉城西12番(金田一)サーブ
烏野1番(澤村)サーブ
青葉城西13番(国見)サーブ
私の読み取り方が悪いのでしょうか?このローテーションでポジショナルフォルトが発生している気がします。少し考察してみましょう。
烏野:11-18:青葉城西
及川と影山のネット際の競り合いで及川が勝つ
烏野:11-19:青葉城西
コンビネーションミスにより青葉城西3番(花巻)が得点
烏野:11-20:青葉城西
影山と菅原が交代しました。下図のように、烏野9番(影山)の下に2番(菅原)、その下に交代した時の得点を記入します。書き方はタイムアウトの時と同様で、左が自チームの得点、右が相手チームの得点です。
ここでコミックス6巻が終わりました。引き続き7巻をご用意ください。
メンバーチェンジ後もサーバーは青葉城西13番(国見)です。しかし、サーブシーンを見ると青葉城西3番(花巻)がサーブを打っています。何度見返してもここがよく分かりません。実際の試合でも、タイムアウト開けやメンバーチェンジ後はサーブ順を間違えやすいですので必ずチェックしましょう。もしサーブ順にミスがあった場合はそのローテーションで獲得した点数が無効になり、相手得点+サーブ権の移行が発生します。この状況では得点が「12-20」で烏野3番(東峰)サーブになります。
ここでこれ以上議論しても仕方がないので以下のように解釈します。
国見のサーブ
青葉城西1得点、烏野1得点(12-19)
描写はないが東峰のサーブ
青葉城西得点(12-20)
影山と菅原交代
花巻サーブ
月島ブロック(13-20)
月島サーブ
日向スパイク(14-20)
青葉城西2番(松川)~ゲーム終了まで
烏野原11番(月島)サーブ
青葉城西2番(松川)サーブ
烏野原2番(菅原)サーブ
青葉城西1番(及川サーブ)
ゲーム終了後はそのセットの最終得点に丸を付けます。
ここで第1ゲームが終了です。
第2セットは巻をまたぎます。コミックス7巻をご用意の上次の記事をご覧ください。
|